徒然なる走り書き

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Fate新連載

ごめん、終わってないのに新しい連載書いちゃったよ(汁
今回は桜視点全開。
士郎視点は極力抑えようとしてますが、まだどうなるか分かりません。
今回からSS-Linksさんへの登録しようかと考えています。

桜×士郎が嫌いな人はご遠慮ください。
それと凛の扱い、私にとっては酷い物じゃなくても他の人から酷い物かもしれません(多分大丈夫だと思いますが。

まぁ、よかったらどうぞ。
コメントあると嬉しいかと(汁
「なんでこんなにも平和なのに、争い事を起こそーとするんかなぁ?」


わたしの目の前で、蟲の塊は打ち上げた花火のように破裂した。
ポン、ととてつもなく呆気ない音で蟲の本当に永い一生が終わったのだ。
わたしはそれに歓喜し、狂いそうになってしまった。
いざ縛り付けられた物がなくなると笑ってしまうほど自分が不安定なのに気づいたから。


「あんたもそう思うっしょや?」


わたしは、その笑顔に震えた。
とてつもなく怖かったから――。


「あ――」


その笑顔が消えて、わたしを見つめる。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖いこわいこわいこわこw――


「大丈夫、怖がらんでも――」


にっこりと赤ん坊をあやす様な声…。
その瞬間、わたしの近くでまたポン、と何かがまた破裂するような音がした。
それがわたし自身に起きた事だとは思わなかった――。


「汚いモノをちゃんと洗い流さないと……」


わたしより小さくて可愛らしい少女は身体の内部が破裂し続けるわたしににっこりと微笑みながらそう言った。
わたしは身体に起きている異変に恐怖しながら、意識を途切れさせた。
正直、異常過ぎて自分の精神がもたなかったのだ――。



Fate/She. The Last Weapon



目を覚ましたのは朝になってからだった。
もっとも、一日置いてだけれど。

わたしは自分の部屋のベッドに寝ていた。
何時もの様にちゃんとパジャマを着て、何時もの様に寝ていた様に感じた。
一瞬、あの事はユメだったんだと思ったのだが、そんな望みともとれるような物はすぐに消えてしまった。


「起きたかい?」


あの少女がわたしの前に立っていたから。
しかも何処かの学校の制服とエプロンなんか着けて。
お盆の上になんか朝ご飯まで用意してあるし。


「やー久しぶりにマトモな食材があって腕を奮っちゃったわ。あたしが作ったので悪いけどよかったらどうぞ」


少女はそう言うと、お盆をわたしの方に向ける。
どうやら、わたしの朝ご飯のようだ。


「今日は昨日より眠りが浅かったから起きると予想してたんだわ」

「え…あの、わたし…丸一日寝てたんですか?」

「そうだよー。あたし一人の力でここまで引き摺ってくるのは少し疲れたわ」

「はぁ…」


そう言えば、少し身体が痛かった。
身体がと言うより主に背中が、だ。


「気分はどう?」


少女はわたしにそう問いかけた。
まだ立ち上がった訳ではないけれど、こんな快調ぶりは初めてかもしれない。
とても良い、とそう答えると少女は嬉しそうに笑った。
そして意味深に後で鏡よかお風呂とかに入るともっと違いに分かるよーとか言ってきた。

ふと左手の甲が目に入った。
そこには一対の天使の羽根と輪があった…。
やはり彼女は――。


「そー言えば、名前聞いてなかったね…マスター」

「っ――」


やはりわたしは彼女のマスターなのか。


「わたしは…間桐桜です」


わたしは小さく頭を下げた。
そう、と彼女は言って…わたしの名前を数度繰り返して呟いた。


「あたしは『ちせ』…多分、バーサーカーのサーヴァントだと思うの」


ホント、上手い固有名詞を付けてくれたと『ちせ』は笑いながら言った。
だけど、その笑顔はとても悲しそうだった。


「でも、出来ればあたしの事はちせって呼んで欲しいなぁ」

「あ、はい…。ちせ…さん」

「んー『さん』じゃなくてもいいよ?」


『ちせ』のお願いの仕種はとても可愛かった。


「ぁ……でも…」

「まぁでも、さん付けでもいーよ」

「…はい、じゃあ、ちせさんで」


思わずわたしは彼女に言われたとおりちせさん、と呼んでしまった。
彼女はとても可愛くて、そう呼ばせるような力があった。


「はぁー。この町は……この世界は平和だねー」


彼女は羨ましそうにそう呟いた。
その意味はわたしには分からない。

確かにこの世界は平和だと思う。
けれど、わたしは実際どのような世界が平和でどのような世界がそうじゃないかは理解出来ていない。
そりゃ、イラクとかにいけばそこは平和じゃないだろうけど、日本にいる限り日常は常に平和なのだ。


「あ、そうそう。今日はどうするんだい?」


その質問はきっと、わたしと彼女が戦いに出かけるか、と聞いているのだろう。
わたし自身の答えは嫌だ……NOなのだ。


「あの……ちせさんは聖杯を求めるんですか?」

「んー別にー」


彼女はさも興味なさそうにそう言った。


「この戦争を早く終わらせたいけど、別にあたしが望む事なんてないんだわ」

「はぁ…」

「だから、そこら辺は桜ちゃんの好きにするといーわ」

「はい。………あ、でも…わたしは…」


わたしは…あのお爺様の人形だ。
だから、あの人が望む限り戦いに借り出されるだろう――。


「あー、あの蟲?あの蟲なら死んじゃったっしょ?」

「――っ」


彼女は何気なくそう口にした。
そう言えばあの夜、あの人は――。


「あーあとついでに知らない子も殺しちゃおうかと思ったけど、逃げちゃったからほっておいたわ」


彼女は微笑みながらそう言った。
きっと、知らない子、とは兄さんの事だろう。

これが自由なのか――。
もう襲われる事がなくなった――。
これが平和と言う事なのだろうか。

――なんだか、とてつもなく怖くなってしまった。


「あ、桜ちゃん…そう言えば学校はあるんかい?」

「え…あ…」


時計を見ると、もう家を出る時間だ。
学校に行くのはまだ早すぎるけれど、わたしは何時もこのぐらいの時間に家を出てる。


「あ、あのちせちゃん、そろそろわたし出掛けます」

「もう?なんか部活でもやってんべ?」

「え、えっと…」


実は、と説明すると何だか照れ臭い物がある。


「は、もしかして――」


ちせちゃんは少し顔を赤くした。
何かを察したらしい。


「うん、早く着替えて行った方がいーわ。あたしは桜ちゃんが帰るまで外をブラついているから」


制服だとアレだから、着る物貸してねと言って部屋から出て行った。
わたしはよし、と何かに覚悟を決めると今日一日を始めようとした――。


To be continued...?
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Fate/She. The Last Weapon | コメント:3 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

いいんじゃないすか?俺サイカノ好きっすよ。バーサーカーっていう設定も頷けるし。うん、これから少し楽しみです。
2005-11-28 Mon 22:17 | URL | やまと #-[ 編集]
細かい突っ込みは無理っすけど、なるべく無理なくやっていきたいと思います。
やっぱり、ちせはバーサーカーですよねぃ…<イメージ的に。
投薬のシーンとかもいるかなぁ?

シュウジは今のところ回想のみにしか現れない予定。
苦しくなったらどうなるか分かりませんが(滅
2005-11-29 Tue 04:31 | URL | KaNi #NohCqvcE[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2005-11-29 Tue 23:47 | | #[ 編集]

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