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徒然なる走り書き

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月がー

あまりにも無様でした。
でも、まだ何か考えてると信じます。
今までどんな苦境にも耐えてこられた男、なのだから。
あの無様な姿は演技であって欲しいです。

実際、俺はキラ(月)の行為は許せるかな、と思ってる。
確かに自分の父親や、別に悪人でもないのに殺すのはどうかと思うが…。
だけど、それは逆の場合でもそうだと思う。
結局は自分の目的のために障害を排除しようとしているだけなのだから。

目標の先に共感できるかできないかの違いだと思う。
そして、俺は彼に共感できる。
全てではないが。

自分は頭が回る方ではない。
けれど、あーコイツよりは幾分マシだな、と思う時がある。
別にコイツはいなくてもよくね?とか。
逆に自分がそんな存在かもしれない。

どっちが正しいかなんて分からない。
結局は勝った方が正しいのだから。
もしくはより多くの人に支持されたら・・・。
どんなに魅力的な思想でも大衆が支持しなかったら、それは悪だ。

だから、月はよくやったのだと思う。
次がどんなものになるかは分からないが・・・とにかくどうにか頑張ってほしい。

そんな感じで、Fate/Ifの再うpです


「凛、起きてください。朝ですよ」

「ん……」



Fate/Stay Night
IF Act 32
2/15 Side: Rin Tosaka



「はぁ、なんでわたしが朝っぱらから料理しなくちゃならないのよ…」


わたしは少々愚痴をこぼしながら作業を続ける。
時間は朝の九時を回った所だ。
昨日はかなり遅くまで起きてたのだから、出来れば昼頃まで寝かせて欲しかった。


「何を言うのです。朝食は一日の始まりにとって欠かせない物ですよ」


と、テーブルの前に座ってゆったりとお茶を飲んでるセイバーが言う。


「貴女はサーヴァントなんだから、食べ物なんていらないでしょ」

「それはそうですが、余計な物と言う訳ではありません」


ちゃんと栄養として還元出来るのですから、と屁理屈を言ってくる。
確かにソレはそうなのだが、わたしとパスが繋がっているのだから食事なんて行為は不要なのだ。
まったく、衛宮くんたちが人間と分け隔てなく接していたから、何時の間にか行動まで人間そのものになっちゃったじゃない。
わたしのささやかな睡眠時間を返せ、と言ってやりたい。


「そうだ、凛――」

「なによっ」

「私は目玉焼きは半熟の方が好きですから」

「――」


と、細かい注文までしてきやがる。
本当にコイツはサーヴァント(召使い)か。






「うん、シロウたちに劣らず凛の朝食も美味です」

「はいはい、それはありがとうございます」


セイバーは幸せそうに優雅に一人で目の前に置かれたトーストと目玉焼きを食べている。
ったく、この大食漢は――。


「はぁ、家に帰ってきたのは三時なのよ。もう少し寝かせてよ」

「何を言っているのですか。人間、四、五時間寝れば十分に生きていけます」

「――」


確かに十分だろう。
けれど、それ以上を望むのは人間の本能ではないだろうか?


「それで、凛は彼を放っておいて良かったのですか?」

「彼?ああ、慎二の事か」


急に真面目な話になるので、一瞬セイバーが誰の事を指しているのかが分からなかった。


「大丈夫なんじゃない?仮にも他のサーヴァントと再契約なんて結ぶ感じじゃなかったし」


アサシンを倒した後、わたしとセイバーは間桐邸に侵入した。
アサシンの渾身の一撃でセイバーも負傷したのだが、致命傷にはならなかった。
これも、彼女の長年にて培われてきた戦いの直感のおかげだろう。

けれど驚いた。
アサシンのサーヴァントにこうも苦戦した事に。
あのクラスのサーヴァントは本来、マスターを狙う存在だった。
そうしなければ他のクラスには勝てないからだ。

だが、彼は最優のサーヴァントと呼ばれたセイバーと互角に戦ったのだ。
一概にアサシンのサーヴァントがマスター暗殺が専門だとは言えないが、大抵そうなのだ。
だが、あのアサシンはもしかしたら剣術ならセイバーをも凌ぐと思う。
もし、あのサーヴァントがセイバーを狙わずわたしを…マスターだけを狙っていたら、もしかしたら彼が勝者だったかもしれない。

まぁでも、彼はもういない。
ここにいるセイバーに倒されているのだから。
だから、白兵戦で適う相手などもういない――。

で、話は逸れちゃったけど、わたしたちは間桐邸に侵入した。
地下室の入り口を見つけ、そこにはわたしのよく知る人物がいた。
呆然自失と、何処か虚空を見つめている間桐慎二がそこにはいた。

始め、わたしはサーヴァントが倒されたからあの様な状態になったのかと思った。
けれど、わたしはその認識を改めた。
その地下室から漂う臭いと、そこに死んでいた蟲――。
そして、彼の悲痛な言葉がわたしの耳に届いた。

ただ同じ言葉を何回も何回も。
――ごめん、と。

残った魔力の気配を調べていると、セイバーがそれはライダーのだと言った。
冷静そうな彼女からは考えられないほど、力の加減を忘れて蟲を殺したのだろう――。
わたしがセイバーに言われると、確かに彼女のだと気づいた。

そして、慎二の謝罪の言葉とあの臭い――。
多分、彼女はあそこで――。


「多分、アレは慎二自身の意志じゃないと思うわ」

「――それは……そうですね」


きっと、アイツはアレに縛られていたのだろう。
わたしは名前しか知らないけれど、アレに――。


Go to side Shirou Emiya...


「ちょっと外に出てくるわ」

「え?」


イリヤは自分の湯呑みをテーブルに置くと同時に言った。
朝の眠そうな顔つきとは違って、今は少し大人びて見える。


「ちょっと城から持ってこなきゃいけないものがあるの」


それと、わたしのお世話をしてくれる人にも連絡しなくちゃ――と彼女は言った。


「そっか。…じゃあ、俺も」


俺はその言葉を言いかけて、思いとどまった。
こんな事を言っていたら、また俺は過ちを犯してしまうから。


「そう。あなたはサクラの傍にいなさい」


イリヤは俺の心の内を読むかのように言った。
桜はまだ自分の部屋で眠っている。
彼女は昨日、家に連れて帰ってからずっと目を覚まさなかった。
アーチャーが少し呆れた顔をしながら俺を見つめ、一言「猿かお前は?」と言ってきやがった。
今の桜の状態を見ると、どうにも反論出来ないのが悔しい所だ。

それに、今までの疲れが一気に出たのだろう。
遠坂が看たのだから、多分間違いない。


「じゃあ、アーチャーを…」

「それもいいわ。言っておくけど、聖杯戦争も佳境に入ってるわ。好戦的なマスターも残ってるようだし、軽々と自分のサーヴァントを貸すなんて言わないで」


――確かにそうだ。
もしアーチャーをイリヤに同伴させたら、今度はこちらが死ぬ確率が高くなる。
サーヴァント相手では俺は太刀打ちできないし、魔術師としても未熟だからサーヴァントがいなければ何も出来ない。
それに元より、現在の俺にはサーヴァントなんていない。
アーチャーは桜のだから、俺の命令は聞かないだろう。

だから、イリヤは一人で行くしかない。


「納得した?なら、わたしは行くわ」

「でも…」

「まったく。わたしもマスターなんだから。それに、士郎より魔術は使えるし強いんだから大丈夫」


イリヤはほにゃっ、と笑って居間から出て行った。












「桜…入るぞ」


まだ寝ているとは思うけど、一応断りを入れておく。
なるべく音をたてないように部屋に入った。
部屋には静かな寝息をたてている桜がいた。
昨日から一度も目を覚ましていない。

それがとてもやるせなかった。

朝まで彼女の隣にいたけれど、寝返り一つうたなかったから少し怖かった。
まるで…   ように眠っていた。

――。
もう一度、彼女の手を握る。


「ん……」


桜が小さく声を上げた。


「…桜?」


瞼が小さく震える。
そして、しばらく経ってから彼女は目を開けた。


「……ぁ…」

「…桜?」

「……ぁの…おはよう…ございます?」


少し桜が質問するように言った。
その姿がとても嬉しかった。






「あの…もう、大丈夫ですから」


俺は桜を抱えて居間の方へと行く。
疲れの所為か、桜は少し自分の体を不自由そうに動かしていた。


「駄目だ。桜は駄目になるまで無理するからな。だから、今日はとことん面倒みるからな」


と、俺は言う。
内心、桜のやわらかい感触のせいでどうにかなってしまいそうだが、必死に理性で堪える。


「でも、こんなとこみんなに見られたら…」

「生憎、遠坂もイリヤもいないぞ。家に残っているの俺と桜とアーチャーだけだ」


それに、アーチャーは屋根の上で見張りをすると言って朝から姿を現さない。


「そうなんですか。…あの」

「ん?」

「わたし……汗臭くないですか?」

「は?」

「だって、昨日…お風呂にも入ってないから」


実を言うと俺も入ってないしな…。
男の自分は気にしないだろうけど、桜は女の子だし、やっぱり気にするか。


「そうだな、桜を下まで連れてったらすぐに風呂の準備をするよ」












「よし、じゃあ食べるか」

「はい。いただきます…」


少し遅めの朝食をとる。
お互い二人だけで生活しているようなものだから、こういう病人食と言う物はあまり馴染みがなかった。
と、言うか俺が作る事はほとんどなかったと思う。

俺が無茶して風邪ひいた時、桜が甲斐甲斐しく看病してくれた時に食べるくらいだ。
そう考えると、桜が病気になった事がないかもしれない。
万が一、調子が悪くなった時でさえ桜は大丈夫、と言っていた。
まるで俺に心配してほしくないかのように。

彼女にとって俺に心配かける事で、俺が桜を嫌いになるとでも思っていたのかもしれない。
――少し複雑な気分だ。


「あ、美味しいです」

「そうか?」


雑炊と違って、塩と出汁と飯だけしか使ってない簡易食だ。
味も大抵の物と変わりはないだろう。


「……桜」

「なんですか?」

「これからは、調子悪くなったらちゃんと言えよな」

「…え?」

「――そうだ、梅干とかいるか?」


わざと話しを切り上げる。


「ぇ、あ…はい」


俺は頷きキッチンの方へ行く。
冷蔵庫の中にある梅干を取り出した。
あと、ついでにお茶も淹れよう。


「静か…ですね」


桜がふと呟いた。
確かに外は静かだ。
学園が休校になってしまった事もあるし、それに冬だと言う事もあるかもしれない。
けれど、決して不快に思うような静けさじゃなかった。


「ほら、梅干」

「ありがとうございます」

「ん。……それ食べたらそこに布団敷くから横になってろよ」

「でも……。もう大丈夫ですよ」

「うん。でもな、今日ぐらいは大人しく俺の言う事聞いてくれるか?本当に元気になった桜を見たいから」

「――わかりました」


桜は笑顔を見せながら小さく頷いた。


Go to side ???

思考はまるで働かない。
自分はただ見ている事しか、今は出来ない。
自分は彼女の言葉によって後の行動を決められる。
自分は彼女の操り人形だ。

けれど、自分はソレに不快感を感じてはいない。
その思考さえも、彼女によって消されているのか、それとも純粋に彼女を愛しいと思っているのかもしれない。
みているだけの自分でも、彼女が辛いじんせいを送ってきた事くらいは認識している。
本当は寂しがり屋なのに、涙を見せず気丈に振舞っている。


「バーサーカー。やっぱりわたしはシロウたちとは生きていけないよね?」


彼女がそう自分に問う。
だが、自分は何も言わない。
何も言えない。

自分の頭が言葉を紡ぎだそうとはしない。
それは仕方のないこと。


「ああそうだ。聖杯にソレを願ってみようか」


彼女は嘘を吐いた。
その願いは絶対に叶えることが出来ない事は彼女は知っている。
それに、アレはそう言う物ではないはずだ。
彼女の汚れのない願いは、きっと破滅的で汚い物へと変質してしまうだろう。


「ほう、人形の癖によくそんな願いが持てたものだ」


感心しているような、見下したような声が聞こえた。
この声には覚えがある。


「今度こそ我(オレ)の物になってもらおう」


To be continued...
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