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徒然なる走り書き

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最新話掲載

戦闘パートはおそまつになるなぁ…。
なるべく省いていきたい(汗

早く日常パートに戻りたいものです。

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Fate/ Stay Night IF
Act 38
2/16 Side: Archer



「くっ……贋作者(フェイカー)!」


私程度の存在にそこまで消耗させられたのが気に入らないのだろうか――。
英雄王はありったけの殺意を私に向ける。
だが、それは無駄な事だ。
無駄な行為だ。

何せ、私の此度の役目は既に終わった。


「ふ……そんな無駄な事をして良いのかね?」


もう自分に残っている魔力は空に等しい。
後、数分…数秒で消えてもおかしくはない。


「私の身体はもう限界だ。君が気に掛けるべき存在は下にセイバーなのではないか?」


それにしても、この二週間ほどの仮初の命は何と無駄だったのだろうと感じた。
自分が成し遂げようとした事は一つも終えていない。
第一に、最大の目標であるあの男の消去も結局無理だった。

いや、確かにあの男の存在は私には成り得ない。
だが甘い、私は心の奥底で感じていた。
冷酷に非道にあの男を消去出来るチャンスはいくらでもあった筈なのに――。


「さらばだ、英雄王よ。何時か次の世で再戦する機会があったとしたら、また徹底的に君を邪魔させてもらおう」


心の奥底で仕方ない、とも思っていた。
あの少女にはあの男の存在が必要不可欠だし、あの男も此度の出来事で深く承知しているだろう。
今、あの男を殺したらあの少女が不幸になってしまう。

そうなれば、私の流儀に反してしまう。

仕方ない、妥協しよう。
妥協するも何も、もう自分は何も出来ない。
無理矢理、心の隅から隅まで満足させて眠りにつくとしよう。

出来れば、次の世は今世とはまったく違い、生きてる事に無価値なあの男を殺せる事を夢見て――。


Go to side Gilgamesh...


忌々しい。
忌々しい忌々しい…。


「雑種め――!」


自分の身体はこんなにも傷ついてしまった。
左腕はもうほとんど動かない。
奴の贋作も捨てたものではないらしい、ほぼ完全に壊死しているようだ。


「王たる我(オレ)がこのザマか…」


何よりも許せないのが自分の不甲斐なさ。
油断している心など、戦っている途中から消えた。
純粋に敵を倒すと一心で奴と戦ったのだ。


「もうじきセイバーが来る……」


長年望んでいた愛しい恋人との再会のようなものだ。
だが、今の自分の無様な姿など見せたくもないし。
実際、奴は自分の事を認めてはいない。

すぐに戦闘となるだろう――。


「一旦退くか…」


いや、どう足掻いても無理だろう。
何よりそんな弱気な事を考えている自分が許せない。
最後の最期まで自分は王でありたいのだ。


「今世は何とつまらなき世だったか――」


長年待ち続けてた再会は自分の望むべき形にはならなかった。
もう仕方ない。
次の世に思いを馳せるとしよう。

だが、今回の命は奴にとって最大の障害となる事にして――。
そうやって、幕を閉じよう。


「騎士王よ、我(オレ)の物になるが良い――」


最大の強がりと一緒に、最後の戦いを始めよう。
右手には自分にとって唯一の武器を持ち。
それは放さぬように強く握り締めた。


Go to side Saber...


「くっ――」


先程のライダーの言葉が頭の中で反芻する。
不愉快、重くて、的を得ている問いだった。
けれど、今の自分の願いは簡単には捨てれないし、変えれない。

例え、間違いだったとしても一縷の望みに掛けてはいけないのだろうか?

だが、もう自分は王でも騎士でもないのかもしれない。
脳裏に浮かぶあの二人に誓った筈なのに――。
何時の間にか、自分の主は別の人間となっている。

自分は裏切り者なのだ。


「ようやく来たか、騎士王。まったく我(オレ)待たせるなど、戯けた女だ」


石段を駆け上がり、そこにいたのは満身創痍の英雄王だった。
だが、彼は以前見た時と同じように自信に満ち溢れていた。
絶対的な王者として君臨していた。


「アーチャー!」

「腑抜けた顔をして、お前は本当に我(オレ)が見初めた女か?」

「私は貴方の物になった覚えはありませんっ。私にとって、貴様は敵でしかない」

「ほう…。それ程までに聖杯を求めるか、騎士王よ」

「――。それが私の為すべきする事だ」

「そうか。今のお前などこちらから願い下げだ。来い、目を覚まさせてやろう」

「――っ」

「今世、最後だ。我(オレ)と死合え――!」


その言葉と同時に彼の剣が削岩機ばりに唸りを上げた。
そして、気づく――。
英雄王の覚悟と、彼が今、どれほど驚異的な存在か。

おもむろに自分の剣を解放していく。
悪いが凛に報告する気も起きないし、この勝負脇目もそらしてはいけない。
他所事なんて考えていられない。

今するべき事はあの黄金に輝く英雄王を倒す事のみ――。


「行くぞ、セイバー!エヌマ・エリシュ(天地乖離す開闢の星)――!」

「エクスカリバー(約束された勝利の剣)――!」


To be continued...
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