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徒然なる走り書き

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後日談3

お久しぶりです。
ようやく更新が出来ました。

今回更新で、Fate/IFは一旦終了させたいと思います。
気が向いたらちまちまとSideStoryを書いていきたいと思います。

よかったら感想もください(滅

初めての方はこちらからどうぞ。

*何日かに一回でも構わないので下の広告をクリックしてくれるとありがたいです(´Д`;)


自分には負い目がある。
それは、自分が勝手に作った馬鹿げた負い目だ。
自業自得の負い目だ。

けれど、今の自分はこの縛りがなければ生きていけないのも真実であったりする。
自分は自分の信念を無くして、一人の少女を好きになったのだから。
だから、自分はこのがんじがらめの負い目にしがみ付きながら生きていかなければいけない。

難しく考えすぎているのだろうか?
今までを難しく考えすぎて自分を見失っていた事に気づかされたのだろうか?
世界はこんなにも温かく優しく親切だ。

それは、全ての世界がそういう訳じゃないけれど――。
少なくとも、自分の周りの小さな世界はとても生き易い場所なのだ。

ちゃんと親友が居て、家族がいて、大切な人がいて――。
自分はとても満ち足りているのだ。






Fate/ Stay Night IF
後日談 Part 3






もうすぐ春が来る――。
外の空気も比較的に暖かくなってきた。


「先輩、おはようございます――。」


何時もの時間の何時もの場所――。
そこには何時も自分の傍にいてくれる、大切な子がいた。


「おはよう。桜は今日も早いな――」


桜は弱そうに見えて本当はとても強い女の子だ――。
俺にはあまり弱みを見せようとはしない。


「先輩も十分早いですよ。――と言うか、この時間帯に起きないと間に合いませんし」


彼女は苦笑いを浮かべながらそう述べた。
確かに、そうだったりもする――。

自分たち二人だけだったら、後二十分ぐらいは活動が遅くなるだろう。
けれど、長い時間を掛けて染み付いた習慣のおかげでこのぐらいの時間に簡単に目が覚めてしまう。


「藤ねえは何時もの事だけど、イリヤも案外食べるしな」

「あはは。あんまりそう言う事、本人の前で言っちゃ駄目ですよ」

「そうだな。で、今日は俺は何をすればいい?」

「そうですね――」


キッチンの周りを彼女は見回し――。


「すみません、もうほとんど出来ちゃったんで今日はいいです」


苦笑しながら彼女はそう言った。
むぅ…これで、20回ぐらいは桜だけで朝食を作ってるような気がする。

自分は世間一般では十分早起きの筈なのだが、桜は俺より上だと思う。
――時々、本当に極たまに寝坊したりするけれど。

そう言うときはアレだ――。
何とかの情事の後の疲れが残ってたりとか言うモノの後だから仕方ないと言えば仕方ない。
寧ろ、責任は俺の方にあるのだから。


「あ…やっぱり、手伝って貰っていいですか?」

「お、おう。何をすればいいんだ?」


俺があまりにも情けない顔をしてたのか、桜が俺に手伝いを要請してきてくれた。


「食器、並べておいてくれませんか」

「――分かった」


何とも言えない仕事だった――。
桜も頑張って考えたんだろうけど――。






「うわーん、イリヤちゃんがわたしの桜印出汁巻き卵を――!?」


何とも長いネーミングなのだろう。
そんな事を言ってた所為で、藤ねえから軽々と玉子焼きをイリヤを盗っていった。
何時の間に箸があんなに上手くなったのだろう、と感心さえしてしまう。


「あー…。あの、まだありますから」


遠慮がちに桜は藤ねえに提案するが、藤ねえの怒りは頂点に達しているのだろう。
何なのか分からないが、イリヤに対して宣戦布告をしてたりしてた。

それにしても、ある意味とてつもなく明るい食卓だと思う。
朝からこのテンションは滅入ってしまう人もいるだろうが、逆に俺はこの人たちから活力を貰っている気がする。
俺が前より悩んでいる事に、藤ねえなんかは案外勘付いているのかもしれない。


「あの先輩…今日の朝ご飯はどうでしょうか?」


問題の彼女の言葉――。
俺よりも腕が上になるかも、と思わせる程なのに恐々と彼女は聞いてくる。

そして、彼女は未だに俺を呼ぶ時に『先輩』と呼んでくる。
俺は、あの時から彼女から名前を呼ばれた事がない。
それは何を意味しているのかは分からない。

もしかしたら、俺と彼女には少なからず距離が出来てしまったのかもしれない――。
そう考えると、何故か身震いした。
自分にもこんな感情があったのか、桜がいなくなる事がとても怖くなった――。


「ああ。美味いぞ」

「よかった――」


まだ、彼女は俺の事を信じきれてないのかもしれない。
一度酷い事をしたのだから、当たり前だ――。

だから……。
彼女に信じてもらうまで頑張ろう――。
それが今、自分がやらなければいけない事なのだから。

春がもうすぐ訪れる。
そして、それが過ぎると暑い暑い夏が来る――。
色んな季節が巡り巡って――。
それと同じように自分の気持ちを彼女に伝えて行こう――。


Fin.
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2010-09-24 Fri 21:03 | | #[ 編集]

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