徒然なる走り書き

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Episode11

掲載です。
今回は話としては全然動いてませんね。
次回にまた戦闘シーンがあるかも・・・(汗

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夜が明けた――。
わたしは一睡もせずに付け焼刃の知識を得ていた。
結界も気休め程度だけれど張ってみた。
ちゃんと正しく機能するかは分からない――。

ある意味、そんな欠陥品より警報機やら火災報知器を買ってきた方が役に立つかもしれない。
そんな事を考える自分は妙に現実的だと苦笑してまう。
けれど、そう言う科学の力を使う気にはならなかった。

嗚呼、それにしても身体がだるい。
けれど、妙に意識ははっきりしている。
学園に行かなくても良いので、今日は比較的暇だ。
あの人の家にもこの戦いが終わるまでは行かない方が良いだろう――。
後少し経ったら彼の家に連絡を入れておこう。

――今のわたしがしなければいけない事は…。
きっと、シャワーを浴びて昨日の汚れを取る事だろう――。
本当の「汚れ」も消せれば一番良いのに…。



Fate/She. The Last Weapon
Episode 11



『――もしもし』


優しくて自分の大好きな声が受話器から聞こえる。
その声に甘えてしまいそうだ――。


「あ、先輩ですか。――桜です、おはようございます」

『ああ、おはよう。どうしたんだ、今日は?』

「はい。今日は少し調子が悪いので学園を休もうかと思って…後、今日は先輩の家に行けなくてスミマセン」


彼の家に行ってたのはわたしの意思だった。
けれど、自分は今少しズルイ言い方をしていると思う。


『そうなのか。――あんまり酷いならバイト早めに切り上げてお見舞いに行くけど』


――思わぬ提案を出されて少し悩む。
先輩には会いたいけれど、そんな夜中に彼を外に出歩かせては危険じゃないだろうか?
もし、わたしの家から出て行った所を誰かに見られたら本当に危険かもしれない。


「え、えと――」


きっと、彼の提案を呑むのは間違いな筈だ。
先輩がいるべき場所はもっと安全な所であって欲しい。


「いーじゃん、来て貰ったら?」


後ろからちせさんにそう言われる。
本当に心臓に悪い。
先輩との話に夢中になりすぎていたのか、彼女の存在に気づかなかった。


「桜ちゃん、本当はホントに調子悪くてねー。あたし、今日は看病つきっきりになりそうなんだわ」


彼女はわたしの近くに寄って、受話器にそう喋りかけた。


『む、そうなのか。桜は我慢し過ぎるからな――』

「せ、先輩――っ?」


思わず声を上げるが、先輩は妙にちせさんのコトバに納得してるらしい。
――ちせさんのコトバの方が信頼出来るのだろうか?


「あ、あの、ちせさん――」

「だから、飲み物とか果物とか買ってきてくれると嬉しーな。じゃ、また後でねー」

『分かった、任されたよ。んじゃ、また夕方な』


ぷつ、と言う音と共に会話が切れた。
わたしは受話器を置くと、ちせさんを見た。
彼女はしてやったり、と言ってる様な笑顔を見せる。


「だいじょーぶだよ」


そして彼女はわたしの心を見透かしてるかのように、そう呟いた。


「彼に何か起きそうだったら、あたしが何とかするから」


ちせさんのコトバは何故か絶対的に信頼出来てしまう。
それはきっと、彼女の力を見たから――。
それはきっと、あの人を追い払えたから――。
それはきっと、彼女が少し怖いと感じたから――。


続く。

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Fate/She. The Last Weapon | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

>>彼に何か置きそうだったら
正:彼に何か起きそうだったら
2007-12-13 Thu 16:02 | URL | AQ #x74Vl17A[ 編集]
すみません、対応が遅れました
今日、修正を致しました。
報告ありがとうございました。
2008-01-12 Sat 13:12 | URL | KaNi #NohCqvcE[ 編集]

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